大谷良太の新作「方向性詩篇」を掲載しました。

「君も私の指を握り返し、私という廃墟は、
君と黙って短い家路に着く。」
大谷良太さんの詩の奥に見え隠れする廃墟はどことなく甘くて良い香りがする。
「コンビニのライターでガス・コンロに着火して湯を沸かす。
『わたしの人生は、本当にこうして工員みたいに過ぎるんだろうか』」
日常的な不安、慣れきってしまった絶望、その中で生きることの、息づかいの、言葉の静かさ。
きっと「明るい未来」などという言葉は生涯使わないのだ。その心の在り様の佳さ。(類)

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