にのみやさをり「カミーユ彫刻を想う」

カタログを見ると1987年とあるから、私が十七の時である。私はその年、はじめて、カミーユ・クローデル彫刻に触れた。 はじめて彼女の彫刻を前にしての第一印象は、なんて内へ向かう彫刻なのだろう、だった。内へ内へ内へ。ひたすら … 続きを読む にのみやさをり「カミーユ彫刻を想う」