千円と五百ウォンをお年玉に貰って、
この街を潜り行くSubway.
地方は暗黒だから、やはり、
バイロンみたいな詩人が、今、必要だろう?
幟をはためかせながら、
毅然として、或いは、笑いながら・・・。
コロンと、セミコロンと、
ガラスのテーブルに臥せって、
君は眠って仕舞った。
僕だけが知っている
これをこそ
暗黒街と
往復するCars.
時代が時代なら、鋼鉄の投網で
われわれの魂を、
ヴィジョンを示せないまま、
旅だけが続いている。
王国が
真っ新な穴の底で。
祝祭がまだ唸っている。
歌を越えて、
車列は暗い地上に出る。