第8回ゲスト略歴
沙界夜

沙界 夜(さかい よる)

第一回RANGAI文庫賞受賞。第一詩集『君の見ているものが僕に少しも見えなくても』(RANGAI文庫)を上梓。9月生まれの天秤座。ホラーとかわいいものと睡眠が好き。

第7回ゲスト略歴
野口あやこ近影

野口 あや子(のぐち あやこ)

歌人。1987年岐阜生まれ。第一歌集『くびすじの欠片』で第54回現代歌人協会賞を最年少受賞。歌集に『夏にふれる』『かなしき玩具譚』。また朗読、コラボレーション、散文などジャンル横断の経験を生かし、コラボレーション歌集『眠れる海』を刊行。各地で朗読を行い、フランスでの朗読の機会を得る。またエッセイ、小説執筆の機会を得て、散文にも精力的に取り組んでいる。

第6回ゲスト略歴

山内 桂(やまうち かつら)

1954年別府市生まれ。
松山の大学時代にサックスと即興演奏を始め活動する一方、M. グレイブス、D. ベイリー等の初来日松山公演主催。 以後大分で会社勤務と音楽を続け、2002年より音楽活動に専念。
音そのものの響きと細胞レベルのコミュニケーションによる、唯一無比で独自の音楽「SALMO SAX」。その音は瑞々しく、煌めいている。サックスソロを中心に世界を駈ける。
2008年「サルモサックス・アンサンブル」、2016年「サガイン」、2018年「フルフル」結成。
2012年初制作映画・水の抒情詩「ホフネン」は2カ国、2014年第2作「ハルリ」は7カ国、2017年第3作「フウア」は5カ国の国際映画祭に入選。サルモワールド展開中。

第5回ゲスト略歴
赤野四羽

赤野四羽(あかの よつば)

三重で俳句を作っております、赤野四羽(あかのよつば)と申します。表向きは、赤蜻蛉のことを意味しています。実際は、アカノシバヒトという名でFree jazzのSaxを吹いておりまして、その捩りです。18年7月に『夜蟻』(邑書林)という句集を上梓したご縁で、RANGAIに作品を発表させて頂けることになりました。俳句というのは季語や結社の力が強く、内部で自足しがちな世界です。私の場合は元々音楽をやっていたこともあり、ジャンル間の交流が好きです。俳句を元に即興演奏をするJAZZ句会なんてことも始めています。保守的な文芸に見られがちですが、エズラ・パウンドやビート詩人らが注目した俳句のこのextremeな「短さ」、それそのものがavant-garde性を秘めています。その強みを引き出す『現代俳句』が書きたく、試行錯誤の日々を重ねています。

第4回ゲスト略歴
新居 昭乃

新居 昭乃(あらい あきの)

1984年、第28回ヤマハポピュラーソングコンテストに楽曲「金色の目」で入賞。 1986年「約束」にてメジャーデビュー(劇場用アニメ『ウインダリア』主題歌)。ファーストアルバム『懐かしい未来』を発表時、青木景子(現・早坂類)が作詞で参加、のちにシングルカットされるも、その後、新居昭乃としての表立った活動を停止。種ともこ、PSY・Sなどのライブやレコーディングへの参加、CM、アニメの分野を中心に静かな活動をつづける。1997年、アルバム『空の森』『そらの庭』を11年ぶりにリリース。以後、ゆったりとしたペースで質の良いオリジナルアルバムを創り続けている。Zepp Tokyo・東京国際フォーラムなどでライブを行い、2006年には初の海外ライブ(ベルリン・パリ)を成功させるなど活動中。

第3回ゲスト略歴
藤富 保男

藤富 保男(ふじとみやすお)

1928年8月15日生。第一詩集『コルクの皿』(1953年)を出し、評伝『北園克衛』(沖積舎)、詩集『第二の男』(思潮社)など現在まで著書多数。翻訳では『E.E.カミングス詩集』、『エリック・サティ詩集』(共に思潮社)他。絵に関しては、シルクスクリーンやリトグラフによる展示会を国内外でひらき、「藤富保男展」を2013年銀座の秀友画廊でもった。ここに提示した素描と詩は、詩集『一体全体』(1985年 花神社刊)よりピックアップされた。(2014年8月 記)

第2回ゲストメッセージ
財部 鳥子

財部 鳥子(たからべ とりこ)

『航海日記』について 短編をと思って四、五年前から書きはじめた「航海日記」はどんどん長くなり、その途中で未曾有の東日本大震災が起きてペンが止まってしまいました。その前、私は自分の少女期の大陸からの避難引揚に材をとった小説「天府 冥府」(講談社刊)を書いたので、今度は楽しい小説を書きたいと思っていたのでした。しかし時期ではないと、諦めていた原稿を早坂さんが見て下さって、連載することになりました。雪子さんが皆様に好かれるとうれしいです。老人は沢山の時間を同時に生きているのです。(2013年9月 記)

『一刻』について 新潟生まれ。作品は4行詩です。漢詩で言えば絶句の形式です。先日、神田の古書店で三好達治の「南窗集」「閒花集」などの復刻版に出会い魅せられました。しかし難を言えば散文を4行に仕立てた詩も混っていること。その無理もやんちゃで面白いけれど、私はもう少し禁欲的に作りました。(2013年8月 記)

第1回ゲストメッセージ
井辻 朱美

   写真:野坂実生

井辻 朱美(いつじ あけみ)

近況ヒトコト いて座生まれ。白百合ホグワーツ大学にてファンタジーを講義。5月現在の関心事は、市川亀治郎丈の猿之助襲名公演の座席が取れるかどうかです。 (2012年5月 記)


RANGAIに参加した旅人たち

小池 純代

   写真:野坂実生

小池 純代(こいけ すみよ)

歌集『雅族』『苔桃の酒』『梅園』、イシス編集学校師範。

さいかち 真

   写真:野坂実生

さいかち 真(さいかち しん)

1959年3月10日東京の病院で生まれ、神奈川県で育つ。
「未来」会員、現代歌人協会会員。歌集『東林日録』願書館刊・1998年評論集『解読現代短歌』雁書館刊・1999年歌集『裸の日曜日』雁書館刊・2006年評論集『生まれては死んでゆけ』新世紀短歌入門 (精鋭歌論ベスト10) 北溟社刊・2013年 歌集『浅黄恋ふ』六花書林刊

にのみや さをり

にのみや さをり

1970年6月5日東京生まれ横浜育ち。大の写真嫌いが、ふとしたきっかけから独学で写真を学び始める。個展「あの場所から」「幻霧景」「鎮魂景」等。写文集「声を聴かせて〜性犯罪被害と共に」(窓社刊)。

榎田 純子

榎田 純子(えのきだ じゅんこ)

1974年4月30日北海道生まれの北海道育ち。
本ばかり読んでいた子供時代を過ごし、10代の頃から詩や短歌、物語のような物を書いて過ごす。
好きな本はプロイスラーのクラバート。いつか私もあんな物語を生み出せたらいいのにと野望を持って精進中。短歌誌「かばん」会員、小説『海底魚群』、短歌・掌編集『リズムみそひと』、掌編集『片隅寓話』

イワハシヨシカズ

イワハシ ヨシカズ

1967年5月15日 鹿児島出身 兵庫在住
写真家集団PARADOX参加
納富司×イワハシヨシカズ写真集NOISE
早坂類著『黄金の虎/ゴールデンタイガー』表紙写真撮影
長崎、福岡にて個展、ZINE発行など。

野坂実生

野坂 実生(のざか みう)

Photographer, Retoucher
AspidstraflyによるCD、『A LITTLE FABLE』付随のphotobook等CDジャケット、早坂類著書『自殺12章』表裏カバー写真」等、レタッチによるイメージの創作に着手しています。
くせは、知らぬ間に草をちぎってその匂いを嗅ぐことです。

竹本 万亀

竹本 万亀(たけもと まき)

1974年北海道厚岸町生まれ。釧路市在住。
小学生の頃から切り絵を始める。
2011年12月〜2012年2月、札幌のJRタワーアートボックスに「あかんの森 ゆらゆらふぁんたじぃ」(2mの切り絵作品)展示。2012年10〜11月、「釧路市立美術館マチナカギャラリー」で、釧路の旧家の空間いっぱいに切り絵を展示した「旧五十嵐邸+竹本万亀」を開催。2012年11月〜2013年1月、北海道立近代美術館「A★MUSE★LAND☆TOMORROW2013 サークル○オブ○アート」に『わさわさ(切り絵のモビール)』を展示。2014年7~8月 北海道立釧路芸術館「ももちゃん芸術祭2014」に『わさわさの森』を展示。
掌編集『片隅寓話』の挿絵制作。

小野 知子

小野 知子(おの ともこ)

1974年北海道函館市生まれ
ひょんな事から写真を始めて以来、だらだらちまちまと撮り続けております。
榎田純子著『リズムみそひと』表紙写真、掌編集『片隅寓話』の裏表紙写真を撮影。
2017年6月21日、病気加療中のところ逝去。

佐藤 りえ

佐藤 りえ(さとう りえ)

1973年6月5日仙台市生まれ。
短歌・俳句を詠んだり読んだりしています。『恒信風』同人。歌集に『フラジャイル』(風媒社)。
2003年頃から手製本による豆本制作を開始。イベント・委託販売など展開中。

もうり ひとみ

もうり ひとみ

1984年10月24日大阪と京都の間に生まれる。そのまま育つ。
個展「きみのなまえ」「舟を漕ぐ、空を泳ぐ。」
物語のある絵を描いています。
気がつくといつのまにか青い絵になっています。

まい

まい(ellemai)

6月27日東京下町に生まれ、現在は関西在住。
ライブアイドルへの歌詞を提供をする傍ら、Bubble of Everydayという音楽ユニット(作詞、歌)で電脳世界を漂っています。提供楽曲(作詞)は愛乙女★DOLL / GO!! MY WISH!!、Doll☆Elements / ギュッとSTAR!!、Jewel Kiss / エデンの園で、逢沢ありあ /マジ恋☆パンチ、T!P / マーメイドなど。Luce Twinkle Wink☆の刹那ハレーションは2014年9月30日CD発売、PV制作&タイアップが決定。

emiko hara

emiko hara

2月5日、東京都調布市に生まれる。
独学で絵を描いています。
幼い頃から、物語に添えられた挿絵から広がる世界を眺めることが好きでした。
名を授けられなかった人々や、生き物の追憶をスケッチしています。
雨の降る窓際から、飼い猫のまばたきを見て暮らしたいです。

詩村あかね

詩村 あかね

12月2日 東京生まれ。詩人。朗読家。
第16回詩とメルヘン賞(1990)、現代詩・加美未来賞(2005、2006)、さいたま文芸家協会賞(2005)、白鳥省吾賞(2006、2011、2013)、野田宇太郎賞(2009)/埼玉文学賞(2010) 他。
第一詩集『風が運べないものたちへ』(サンリオ)、私家版詩集 『青いカナリア』 他 。
1997年に渡米した際、米国の読書サービスに触発され「子どもと本の会・MOMO」を立上げる。
また、自作の朗読をはじめ、物語や民話の朗読会を各地で開催。定期で、大人のためのおはなしサロン「うたの樹」を東京都足立区で開催しています。 朗読テキスト執筆や作詞にも挑戦中。

小坂井大輔

小坂井 大輔(こざかい だいすけ)

1980年7月19日名古屋市生まれ。歌人。
歌人集団「かばん」所属、「未来」会員。
好きな映画「ビック・リボウスキ」
好きな歌人「早坂類」「加藤治郎」「荻原裕幸」
好きなお菓子「プリングルス(BBQ)」
嫌いな物語「ウサギと亀」
びっくりするくらい飽き性で、びっくりするくらい虫が苦手です。

かなりさとみ

かなり さとみ

5月18日福井県に生まれる。
幼少期より絵本や紙芝居を読んだり、物語を書いたりして育つ。
第8回酒折連歌賞入選/月刊短歌(2014年4月号)「はなとゆめ(冲方丁著)」企画にて短歌を二首掲載。
ショートショート童話や物語のある詩を書けるよう勉強中。

長山太一

長山 太一

1973年7月30日生まれ 、高知県出身、鬱病になり、2015年から詩を書き始め、抽象画は2016年夏に描き始めました…小学校の頃には、たまに母親に詩に近いことをよく呟いていた時があった。登校拒否児で、不思議な子供でした…
私は田舎の二児の父親です…好きな言葉は(一樹の蔭一河の流れも他生の
縁)です。

あまねだ ひづる

あまねだ ひづる

 

東京都渋谷区の産院にて1981年9月26日の土曜日に生まれる。
1997年、美術の勉強を始め、2000年より日本画家、伊藤耕氏に師事し国内外をスケッチして周る。2007年、磯辺光太郎氏、江口暢彌氏に親炙し、透明水彩やクレヨンで風景を描き始める。vol,4ポコラート展入選。
作品には、その時の感情が素早く表現できるスケッチやドローイングが多い。
持病を抱えながら、絵ばかり描いて生きている。

 

後藤 理加

後藤 理加

11月14日生まれ、大阪府大阪市出身
幼少時から絵を描く事が好きで1997年、油彩を学ぶ。
2001年、文部科学省認定色彩検定2級取得 。
2010年から毎年海外のアートフェアに出品(Salon Art Shoppinng、RED DOT NEW YORK,RED DOT MIAMI,ART SHOW BUSAN,SOAF,Daegu Art Fair 他)
当たり前の様に繰り広げられていく日々の中、光・色・音、そして自然。これらを感じられる事は本当に喜びであり宝物です。そんな気持ちを大切に思いのままに心象的な表現の抽象画を描いています。これから、どの様な展開になるのか分かりませんが、そのときそのときを素直に表現していきたいです。
主な活動:グループ展・個展・公募展・海外アートフェア
使用画材: 油彩

阿部光伸

1977年6月25日宮城県石巻市に生まれる。
大学時代後半から、抽象画に転向。
現在は、抽象画家として秋田市で制作を、続けています。

 

山本祐歳(やまもと まさとし)

木を主な素材とした造形作家活動をしています。 wood carving sculpture, photo, painting, wax work etc.

早坂 類

早坂 類(はやさか るい)*「RANGAI」代表

5月1日山口県下関生まれ。
現代詩(ユリイカの新人)、短歌(短歌研究新人賞次席)、小説『睡蓮』(RANGAI文庫/Kindle版/2014)小説『ルピナス』(講談社)、短歌集『風の吹く日にベランダにいる』(河出書房新社)短歌集『黄金の虎/ゴールデンタイガー』(発行元・まとりっくす 発売元・窓社)、細江英公写真集「花泥棒」(冬青社/詩を提供)、短編集『自殺12章』(窓社)他、青木景子名義での著書あり。
ご連絡、ご依頼などはこちらまで。
hayasaka@rangai.main.jp


【関連書籍一覧】

片隅寓話
A Little Fable

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