「青騎士に捧げる」は 1912年にヴァシリー・カンディンスキーとフランツ・マルクが創刊した綜合的な芸術年刊誌「青騎士」へのオマージュとのこと。「青騎士」とは「ミュンヘンにおいて1911年12月に集まった主として表現主義画家たちによる、ゆるやかな結束の芸術家サークルである] (Wikiより引用)
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抽象画を志す者にとってカンディンスキーの存在は避けて通れないものだが、「青騎士」は、サークルとしての結束のゆるさと、その活動時期の短かさゆえ、さほど頻繁には語られない。日本で言えば、滝口修造率いる「実験工房」がちょうど「青騎士」と似た様な存在だったのではないかと思うが、こちらもサークルとしての結束のゆるさ、メンバー個々のジャンルのまとまりのなさゆえ、しっかり語られる事が少なかった。RANGAIもそういう意味では相当バラバラで非常によろしいではないか。長山太一もいずれ伝説になるだろう。ひきつづきユニークなアーティスト、歓迎します。(類)