大谷良太「Numbering」を掲載。 今回の大谷作品は相当難解だ。「〝02〟を終えた、刈り込まれたような丘。」02とは何か?「『指』とタイプしてみろ、してみるがいい。」なんで指なんだ?「今、脳内(モーター)を唸らせながら、きみが来たのだと分かる。」脳内に何故モーターとルビを打つのか? と、謎は数々あれど、読み解く糸口はいくつかある。「履物」にはシンパルとルビがあるから「越えて行く境域」とはあのあたりのことか、では喝采は水音だろうか……。解らなくとも言葉の隙間から甘やかなため息は漏れ聴こえる。現代詩とはそもそも謎解きミステリーだ。頑張れ読者。(類) ページの上部に戻る