2016年5月1日~6月26日まで小倉リアルRANGAIで開催の
竹本万亀&榎田純子 切り絵と言葉「カムイ絵巻」展
「なんだかこわいね」というのが店主早坂類さんの第一声でした。
「神様(=カムイ)ですからね、おそろしいですよね」と榎田。
『カムイ絵巻』は、竹本万亀が切り出したカムイの姿に榎田純子が言葉を添えた作品。
【『カムイ絵巻』はじまりの言葉】
私たちは、カムイと共に暮らしている。
火、水、川、太陽、月、風、
それぞれが持つ大きな力。
カムイから与えられる恩恵。
畏れる心と敬う心。
【『カムイ絵巻』 おしまいの言葉】
カムイはいつも私たちのそばにいる。
だからよくよく祈るのです。
私たちを見守ってくださいと。
共に生きてくださいと。
ずらりとカムイを眺め終わると、『片隅寓話』の14編の物語から生まれた切り絵が整然と並んでいる。
*********************【竹本万亀からの伝言】*********************
私は、子供の頃からずっと切り絵を制作してきました。
手元に集中して作業に没頭して、自分の好きなもの、好きな形を切り出していくのが大好きでほっとする時間です。
素材の紙は「つや紙」を使うことが多く、切る道具は子供の頃から愛用しているデザインカッターです。
ゆらゆらする影を楽しんでもらいたい、
なにかの生き物の気配を感じてもらいたい、
線の鋭さや、しなり、ながれ、うねりを味わっていただきたい
という気持ちで切っています。
私の好きな形やゆらぎ、気配、それをあなたが気に入って、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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「カムイ絵巻」展は、北九州市小倉のリアルRANGAIで平成28年6月26日までの開催です。
詳細は下記の頁に
http://rangai.main.jp/archives/4595
(レポート:榎田純子 2016/06/04)