爪先立ち 爪先立ちしないとまだ君には届かない そんなところから君は必死に 下を走り過ぎる電車を覗いてる 電車が走り去った後もずっと ねぇ 大人になれば確かに背も高くなって いろんなものが見渡せるようにもなるけれど 今の君にしか見えない光景というのが あるんだよね それらをしっかり その目に焼き付けておいき その時その時、一瞬一瞬が 唯一無二のものだから 決して繰り返してはくれないから 一景一景、しかと その目に焼き付けて (写真・言の葉:にのみやさをり) ページの上部に戻る