野口あや子「ヨカナーンの首が刈られるまでを」について

あや子さんの第一歌集をはじめて読んだとき、あ、これはと思った。雑念が多い。雑念の多い人は良いものを書くのだ。1年ほど前に北九州に来られた折、小倉駅前の「若竹」でお会いする機会があり、少し個人的なお話しなどもして、歌のイメージ通りの女性だったので嬉しかった。その時に確かRANGAIゲストへのおはなしもしていたような気がする。今回、作品をいただいた直後、RANGAIサイトが壊れるなど珍しいトラブルが続き、本日ようやく掲載のはこびとなった。作品はどれも安心して読める。最近、小説も書き始めたとのこと。トップ画像はあまり作品に寄り添いすぎないよう、ザルツブルグの風景を探して来たのだが如何だろうか…。それでは、妖艶且つ、強い野生の香りのする野口あや子の世界へ。どうぞ。(2019.11.26 類)

http://rangai.main.jp/archives/7688
野口あや子近影

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